2007年12月3日月曜日

木材の変色について

週1回弊社自然素材のモデルルームの床拭きをしております。
無垢材床の変色について・・・・・
どうしてだろう?
一度整理してみなくてはとおもっていたのでまとめてみました。

1.光による変色
2.風化
3.金属による変色
4.アルカリによる変色
5.微生物による変色

の5点が挙げられます。

今回は1.光による変色をとりあげます
木材の成分の中でも最も光に敏感なのはリグニンと抽出成分です。
これらの成分が紫外線などの光を吸収して、分解し、変性していく過程で
木材の色も変形します。
光による色の変形は、樹種によって異なり、色が濃くなっていくもの
反対にあせていきものなど様々です。
ヒノキやパイン系→アメ色
アメリカンブラックチェリー、ウォールナット→どんどん深みが増します
チーク→黒い筋は時間経過すると薄くなり、色の濃淡が少なくなる
熱処理材材料→色が明るくなります。

光の影響は表面に限られます。
激しく色が変化するのは表面から約0.2ミリの深さまで
表面を削ってしまえば、またもとの色が現れます。
既製品の床材にくらべての強みになります。

又、事前に塗装をしておくと色の速度が濃色になり、変化を楽しめます。
色の変色を防ぎたい場合は
酸化チタンを配合したワックスあるいは、紫外線を吸収する物質を
含んだもので、変色を抑えることができます。

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