11月26日、2010年度の補正予算が成立しました。
住宅関連で国が直接的に行う主な補助事業のなかで、住宅に関する補助制度を
ピックアップしてみました。
全部で4つありますが、読者のみなさまが現在施工会社と商談中であれば、事前
に、これらの補助金を確認しておくことをおすすめします。
1.住宅エコポイント制度の対象拡充
2011年1月からの着工物件が対象になります。
予算額は3省(国交省/経産省/環境省)あわせて30億円。
新築住宅に太陽熱利用システム(ソーラーシステム)を設置すると、2万ポイント
加算され、一戸あたり32万ポイント付与されます。
また、一定の断熱リフォームにあわせて設置する太陽熱利用システム、節水型
トイレ、高断熱浴槽に対して、それぞれ2万ポイントが加算されます。
申請は1月11日(戸別申請のみ)から受け付ける予定とのことです。
詳しいご案内はこちら【住宅エコポイント公式サイト】
http://jutaku.eco-points.jp/
2.長期優良普及モデル事業
中小の工務店が『長期優良住宅』を建てる際に使える補助『木のまち・木の
いえ整備促進事業』については期間延長と予算の積み増しが行われています。
予算額は100億円。2010年度当初予算配分よりもかなり多い額が配分されて
います。今後は手続きの方法を変えるなど使いやすくする制度変更を進めて
いるそうです。
詳しいご案内はこちら【平成22年度長期優良住宅普及促進事業支援室】
http://www.cyj-shien22.jp/
3.ストック活用
今回の補正予算で新設された『ストック活用型住宅セーフティネット整備推進
事業』は賃貸住宅をお持ちの方々にとって魅力的な制度かもしれません。
高齢者や子育て世代への賃貸を条件に既存の空家の耐震性や省エネ性、バリア
フリーを解消するリフォームを実施する場合、その費用の1/3を1戸あたり最大
100万円まで補助するもので、12月1日より対象事業の募集が始まっています。
予算額は100億円ですが、賃貸住宅のリフォームはある程度の数が出るだけに、
賃貸住宅をお持ちの大家さんは、早めに検討したほうが良いかもしれません。
詳しいご案内はこちら【ストック活用型住宅セーフティネット整備推進事業】
http://www.stock-safety-net.jp/
4.太陽光発電
予算の使い切りが懸念されていた太陽光発電設置補助については、現行と同様
65万円以下のシステムを対象に、7万円/kW補助する現行制度内容は変更せず
12月24日に予定されている申請締め切りを3月まで延長することが決まりました。
予算額は145億円が計上されています。
詳しいご案内はこちら【太陽光発電普及センター】
http://www.j-pec.or.jp/
その他として12月に長期優良住宅先導モデル平成22年2回目の発表がありました。
これが最後の制度です。
上限200万円の補助金がもらえる制度です。
普及モデルとくらべてグレードアップの要素がありますが、魅力があると思います。
詳細は弊社までお問いあわせください
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