2014年1月24日金曜日

永く快適に住み続けられる理由・木造ドミノにする理由

ゼロエネドミノ2/2 千葉県長生郡睦沢町の家完成見学会開催します。
こちらは府中のゼロエネドミノの現場です。
 
 
【永く快適に住み続けられる理由】 木造ドミノ
 僕が住宅設計を始めた頃は、質の高い家は家具を家具職や大工がつくるのがあたり前でしたから、リビングの収納壁にはTVやスピーカーの大きさをきっちり計り、スピーカーの入る棚は扉にサランネットを貼ったりしてぴったり納まるように図面を描いたものでした。 しかし人たちの暮らしが変わりモノも進化した...結果、液晶TVに買い替えると納まらないとか、今はあんなに大きなスピーカーで無くても良い音が愉しめるのでスペースが空いてしまうなどの不具合が生じています。 だから最近は、家電製品に合わせてピッタリとつくる設計者はほとんどいなくなりました。 住宅のプランにも、同じ事が言えそうです。 今の暮らしを想定して、細かく部屋を仕切り置くモノを決めても、時間の経過とともに家族の暮らしの変化やモノの進化により、不自由になってきます。 理想的なのは、部屋を仕切る固定的な壁が無く、暮らしの変化とともに自由に更新して行けるシステムです。 室内に空間を仕切る構造壁を持たず、1~2本の大黒柱だけが構造として存在する住宅が、これからのストックになりうる住宅です。 木造ドミノ住宅はスクラップ&ビルドでは無い成熟社会に向けて、真の社会ストックになる住宅を目指して進化し続けています。

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