駆け込みの弊害

消費税アップの影響で昨年来から駆け込みのお客様が世に中増えました。
よく聞いた話しでは、職人が増えることはなく、夜遅くまで工事をしたり、お休みしていた職人さんに手伝ってもらうようになっていたようです。
工事の出来、不出来という観点からすると
やはり3月の引渡し物件が一番ひどく、4月、5月も良くない現場が多かったと聞きます。

例えば、クロスの仕上がりが一目瞭然でした。一見、クロス屋さんが悪いように思われ
ますが、実はその下地を作るボード屋さんが雑なのです。
いや、もしかしたら内部を間仕切る、木工事屋さんが悪いのかもしれません。

下地が悪いとどんなにクロス屋さんが丁寧に仕事をしても、仕上がりは決して
良くはならないのです。

構造体が組みあがり、外壁、サッシがつき、断熱封入後、間仕切りをしていき
ます。その後内壁ボードが貼られ、クロスで仕上げるのですが、職人さんが
不足している上に、丁寧に仕事をするほど暇ではありませんでした。次から
次へと仕事が待っているからです。
最終的な工事の出来が悪くなるはずですよね。

最近は、ようやく落ち着いてきたように思います。
来年の10月1日には、消費税が10％に増税されます。夏以降には、また駆け込み
が始まると言われていますから、同じような状況になる可能性があります。

工期については、良く検討して、早めに行うか、遅くするか
賢明な判断が必要ですよね！！！