2016年2月21日日曜日

ヒートショック

 温暖差が激しく日が多いですが、普段から健康住宅を提案しています。
いつも高断熱、高気密がなぜ必要なのか
交通事故より死亡者が多いヒートショックについてお知らせします。
家をこれから新築、リノベーションする方は健康な時期に行う場合が多いのですが
いつかは高齢者になります。
その時に高断熱、高気密にするのは大変です。
健康寿命を延ばしいただきたいのです
そのような事を考えと高断熱高気密化でないと家づくりは失敗であると
言えると思います!
窓は簡単に内窓を設置したり出来ますが、壁、床、天井の高断熱化と浴室の断熱化
は簡単には出来ません
新築の際、この部分に費用を掛ける必要があります。
病気になった時の費用ももちろんですが、温度差が無いことによって住み心地の良さの
他に光熱費も安くなります。
(窓はトリプルガラスを採用が理想です)
ヒートショックについてご説明してものがあります。
ご覧くださいませ


ヒートショックとは、急激な温度変化によって起こる健康被害のこと。気温が低くなると血管は収縮して血圧が上昇、一方、気温が高くなると血管は拡張して血圧が低下します。このような急激な血圧変動が起きると、以下のような症状が見られることがあります。なお、これらはすべて血管によって起こる病気で、放置すると死に至る可能性が高くなります。
・脳への血液量が減少して意識を一時的に失う失神
・心臓の拍動が不規則になる不整脈
・一時的に心臓への栄養血管である冠動脈が狭くなって胸の痛みが生じる狭心症
・冠動脈が塞がってしまい心臓の細胞が死んでしまう心筋梗塞
・脳の血管が狭くなったり、塞がったりして、酸素と栄養が届かなくなる脳梗塞
・脳血管が壊れて出血する脳出血
血圧が変動しやすい状況は、寒い冬、冷えた洗面所や脱衣所から急に気温が上がる浴室や湯ぶねに浸かるシーンなどが挙げられ、東京都健康長寿医療センター研究所の調査(2011年)では、ヒートショック関連の事故で入浴中に急死した人は約1万7000人にのぼると報告されています。

どんな人がヒートショックになりやすい?


ヒートショックで急死する人は高齢者に多く見られます。10月から増えはじめ、12月・1月をピークに徐々に減少。10月から3月の時期、以下にあてはまる項目が多い人は気をつけたほうがいいでしょう。
□年齢が65歳以上である
□いちばん風呂に入ることが多い
□血圧が高い
□糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病がある
□肥満である
□喘息や慢性肺疾患などの呼吸器の病気がある
□お風呂のお湯の温度は42度以上である
□洗面所・脱衣所に暖房がない
□お酒を飲んでから入浴することがある
□食後すぐに入浴することがある


ヒートショック対策1「環境を変える」


□シャワーを使ってお湯張りを
お湯を高い位置から浴槽に注ぐことで、浴室全体を暖め、寒暖差を抑えることができます。
□日没前に入浴を
(地域によりますが)冬は晴れた日が多く、日没前はまだ外気温が高いため、脱衣所、洗面所、浴室もそこまで冷え込みません。可能な範囲での対策になりますが、特に高齢者の方は14~16時くらいに入浴できるといいですね。
□お湯の温度を少しぬるめに
お湯の温度が高いと浴室とお湯の温度差が大きくなるため、体温に急変動が起こりやすくなります。寒いため、ついついお湯の温度を上げたくなる気持ちもわかりますが、41度以下が望ましいでしょう。
□食事や飲酒直後の入浴は避ける
急激な血圧変化を避けるため、できれば食後1時間以上経ってから、お酒は入浴後にするなど、生活習慣に気を配ってください。

ヒートショック対策2「体質を変える」


□血圧対策
普段から塩分を制限し、脂肪の多い食事を減らし、野菜を含めたバランスのいい食事を心がけましょう。
□肥満対策
普段から適度な運動を行う、十分な睡眠をとるなど、規則正しい生活が血圧変動を少なくし、動脈硬化の予防につながります。
□呼吸器対策
喫煙は肺疾患の原因となるため、禁煙をおすすめします。
他にも適度な飲酒を心がけるなど、一般的に広く推奨されている健康生活習慣を心がけてくださいね。

2016年2月14日日曜日

調湿性が重要です

家には、あったかいセーターが必要
住み心地と最も直結するのが「家の断熱性能」です。
日本は湿気が多く、夏は蒸し暑く、冬は本当に寒いですよね。
高気密、高断熱は家づくりでは益々重要になっていますが
冬のガラスの結露に悩んでいる方も多いと思います。
断熱について少し触れます。
ただ高断熱にすればいいのではなく湿度対策も必要です!
興味ある方は下記の方もお読みくださいm(_ _)m

暖房や冷房を切った途端に、寒くなったり暑くなったりするような家では
快適に過ごすことは出来ませんし、光熱費もかさんでしまいます。
住まいの快適性を高める為には、建物の断熱材を厚くして、高断熱にすることが重要です。
家は、あなたの代わりに汗をかき、寒さを受け止めてくれているのです。
だから、家の断熱は建物に「あったかいセーター」を着せてあげるのと同じ。
多くの家は、薄っぺらなセーター(断熱材)で裸同然になっています。
だから日本の家は、寿命が短いのです。
残念ながら、日本の建築家や工務店、住宅メーカーの中には
「日本は温暖気候だから、断熱はそこそこでいい」
という間違った情報を信じている人がたくさんいます。
昔の日本の家は、長持ちさせるために、柱や梁等を露出させ風通しの良い造りとなっていました。
高温多湿な環境は、人間だけではなく、木材にとっても腐って
カビが生えてしまうという最悪の環境であり、
その結果として風通しの悪い家は長持ちしませんでした。
そのため、風通しを良くして、室内と室外を同じ温度・湿度にすれば
木材も腐らないのではないか?という考えに基づいて、家を造らざるを得なかったのです。
 断熱対策をおろそかにしてしまう、日本の大工。
現在の住まいは、技術の進歩とともにプライバシーや
耐震性を高める為に壁が増え、省エネやCO2削減対策等のために断熱材が入れられており、
エアコンを入れさえすれば、厚さや寒さから解放されるようになりました。
しかし、断熱材の導入が始まったと同時に、昔の人たちがあれほど気にした
湿気対策が忘れ去られるようになってしまいました…
残念なことに日本では、断熱材は大工さんのついで仕事として施行されるのが一般的。
その結果、湿気対策への知識不足から
近年では多くの家の壁の中がカビたり腐ったりしています…
夏涼しく、冬暖かいというのは自然の摂理に反しています。
そして、壁の中に結露が起こることは、温度と湿度の物理特性を踏まえれば
当たり前に起こる問題なのです。
だからこそ、壁の中に湿気が籠らないようにする必要があります。
ところが、建築物理学をきちんと学んでいない工務店や建築家はカビだらけになった壁の中を見て、
「以前はカビなんてなかったのに、
断熱材を入れるようになったせいでカビが生えるようになった。」
そんな風に考え、断熱材を入れるから壁にカビが生えるのだと信じ込んでしまいました。

しっかり断熱を行いつつ、

湿気が籠らない湿気を通す素材を使用する。

今では、湿気対策も可能になっています。
建物にあったかいセーターを着せる。
これは絶対に必要なことなのです。

2016年2月9日火曜日

床下エアコン

床下エアコンの効果
しっかりワンランクの断熱をする事が必須ですが、床下エアコンの貴重なデータをいただきました。

「エコハウスのウソ」の前先生、建築知識ビルダーズの木藤編集長、日経BPの小原さんが2日間の秋田の能代と大曲のエコハウス探求を行った。
前先生は初めて使う新型高解像度サーモT620カメラを携えて来た。

居間の室温は21℃。
エアコンの温度設定は22℃。

1.居間の床下空間。
杉厚30mm床板裏面の床下の表面温度が約24℃〜31.6℃。
土間の表面温度は約24℃。
エアコンからの暖気が床下全面に回っている。
2.居間の床面の表面温度は22℃〜23.6℃。
3.居間。
4.床下エアコン
5.北西端の奥さんの書斎
暖気が回りにくい場所だが、室温は20℃。
床表面温度は20.7℃。
上部の床面がラリから暖気が入っている。
6.奥さんの書斎
7.浴室の床面温度は21.5℃。
ヒートショックによる脳梗塞の恐れがない。
写真は1.2.4.5.7.は前先生撮影、提供。

風量設定は棒グラフ状に5本立っていますが、
3〜4kWのエアコンの1本目か2本目の弱運転です。
風量は100〜150m3で床下のエアコンしょうか。音も小さく気になりません。
床下のエアコンから暖気を水平に放出します。

効率は小さいエアコンで強運転が良いとの事ですが、
私は全体的に考えこうしています。
西方流です。
他に赤間流、鎌田流、松尾流があるようですと、
建築知識ビルダーズの編集長の木藤さんが言っています。
赤間さんは床下空間を密閉と考え600m3の暖気を床上から床下に直下に入れています。

原理原則は一つででしょうが方法は幾つもあるようです。