2014年3月20日木曜日

お役立ち情報14 なぜ自然素材を使いたいのか?


実際にあったお客様の「失敗例」や「トラブル」をお役立ち情報として発信しています。
家づくりに携わって25年ほどの失敗の歴史です。
失敗から学ぶことが多く、よりいい家づくりをする上で必要な事であると思っています。


お役立ち情報14 「なぜ自然素材を使いたいのか?」


よく自然素材で建てたいと弊社にご依頼される方が多いのですが、
自然素材の家はいったいどのようなことなのでしょうか?
今回は、自然素材をどうして求めるのか掘り下げてみました。



自然素材の家の意味て人によって違う場合があります。

一般的には、化学接着剤を使ったビニールクロスや合板のフローリング、
塩化ビニールのシートを貼ってあるものを使うなど
あちらこちらに科学的なものが使われていない。
これが一般的なようです。

事例1
当初、ご相談で自然素材の家をお願いされました。
化学物質過敏症とシックハウス症候群の違いが、その当時はわからず進めてしまった。
つまり、自然素材であれば大丈夫だろうと思い、建主も同じように考えていた。
しかし、工事中、症状がひどくなり、建主も敏感になってしまった。
その症状によって反応はさまざまであり、配慮が必要と感じた。

化学物質過敏症とは(参考)

普通の人には何も感じない、ごく微量の化学物で頭痛や吐き気、呼吸困難などを起こす化学物質過敏症が最近新たな現代病です。毒性の強い特定の化字物質に過敏になった人は、それ以外の化学物質に対しても過敏反応するようになり、症状も重くなる傾向があります。室内空気の汚れによるものの多くがこの化学物質過敏症にかかわっているといえるとの事です。自然素材でも反応するこもあり、様々です。

実例2
自然素材をご依頼されたが、実際、キッチン、ユニットバス本体もそうですが
それに付随する使用されるコーキング、シーリング、構造耐力の構造用合板など
一般的には自然素材でないものが使用される。
説明不足と言われたが、しっかり後日ご説明に伺い、ご理解していただいた。
 
実例3
化粧梁の強度確保の為、無垢米松を使った。
薬剤を使っているのではないかと言われた。
外材は日射と雨風にさらしっぱなしの長い船旅の間
生木を腐食やカビから守るために薬剤の使用が不可欠です。
外来種が国内に入ってこないようにする為、
防虫処理が義務付けされているので安全性を確認して使ってはいたが
安全な製品情報を再度確認して理解していただいた。
どこまでが許容範囲がどうか良く説明すればよかった。



「解決策」

自然素材を使う理由をよく説明しよう
※床無垢の肌触りの良さが良かったなど具体的に説明しよう
  調湿作用があるからなどの健康を気にする
事前に自然素材の範囲を聞こう

シックハウス症候群やぜん息、アトピー、花粉症などの症状について
具体的に事前の打ち合わせをしよう!



次回のお役立ち情報15「メンテナンスについて」にてお知らせします。






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