2014年3月21日金曜日

お役立ち情報15「メンテナンスフリー」


実際にあったお客様の「失敗例」や「トラブル」をお役立ち情報として発信しています。
家づくりに携わって25年ほどの失敗の歴史です。
失敗から学ぶことが多く、よりいい家づくりをする上で必要な事であると思っています。


お役立ち情報15「メンテナンスフリー」

メンテナンスフリーにしてほしい、ですよ とよく使う言葉です。

実際には、メンテナンスフリーがいいように感じますが、認識の違いが後日

起こっているような気をしています。

つまり、メンテナンスフリーは誤解を生みやすい言葉なので、どういう意味で使われているか注意する必要があります。

事例1

エアコンのフィルターが簡単に故障した。保証期間なのでもメンテナンスフリーと言っていたのに・・・
エアコンは10年間フィルタ交換などが不要という意味でメンテナンスフリーという言葉を使っています。もちろん、故障したら修理しなければなりません。従来のエアコンよりは複雑な仕組みになっていますので、その分故障しやすいかもしれません。その辺をきちんと伝えることができなかった。

 

事例2

屋根の部分から錆が出た。メンテナンスフリーと言っていたのに・・・
屋根や外壁でよく使用しているガルバリウム鋼板はさびにくい、腐りにくい、塗装する必要がないという意味でメンテナンスフリーですが、ジョイント部分は定期的に補修する必要があります(でないと隙間から雨水が入ってくる)

「解決策」

○メンテンスフリーの内容を良く確認しよう

○メンテナンスフリーを長くするためには大切に使うのと、定期点検をきちんと行うようにしよう
メンテナンスフリーはある特定のメンテナンスが不要になることですが、すべてのメンテナンスが不要になることではありません。そして、メンテナンスするとき、しばしば通常メンンテナンスよりは大がかりなこと(たとえば全取替え)をしなければなりません。
 

 

次回のお役立ち情報16「音がうるさくて眠れない」にてお知らせします。

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