家づくりに携わって25年ほどの失敗の歴史です。
失敗から学ぶことが多く、よりいい家づくりをする上で必要な事であると思っています。
お役立ち情報16「住宅ローンについて」
ほとんどが家を建てる場合、住宅ローンを使います。
しかし、初めての事なので良くわからない場合があります。
具体例1
土地と建物でフラット35を申込みいただいた。
土地と建物でフラット35を申込みいただいた。
大雪や震災にて工期が遅れてしまい、土地や建物のつなぎ融資分※と金利が上がってしまった。
どうしてくれますか?
※つなぎ融資とは・・・・
つなぎ融資とは住宅ローンが実行されるまで他のローンを借り入れる融資のこと。
なぜそのようなシステムが必要なのかを簡単に説明すると、フラット35など多くの住宅ローンは建築中の住宅が完成するまで融資が実行されません。
つまり、家が完成しなければ金融機関は実際にお金を貸してくれないのです。
しかし家を建てる建築会社に対しては契約時・着工時・中間金など工事の進み具合に応じて支払をしなくてはいけません。その際に自己資金が用意できればいいのですが用意できない場合に家が完成するまでのつなぎとして他のローンを組む必要があります。
それがつなぎ融資と呼ばれるものなのです。
また金融機関によっては融資の実行日が月に2回決められた日だけという場合があり、完成した家の引き渡し日と実行日にギャップがある場合に短期で必要になることもあります。
つなぎ融資の特徴としては、住宅ローンよりも割高の手数料が必要・金利が高め・利息の日割り計算などがあります。
ですから、数カ月単位の短期間でも数十万円の出費となってしまうことも多いのです。手続きは比較的簡単ですが、何かとお金が必要な時期に出費がかさんでしまうため頭を悩ませます。
具体例2
建主が住宅ローン申込をするようになっていた。上棟時に住宅ローンの本申込みをしたら
過去のクレジットの支払遅延と教育奨学金が返金されていないとのことで金融機関のリストに登録されて、ローンが不可になってしまった。工事がストップになってしまった。その後都市銀行、地方銀行ともだめで、外資系金融機関で何とか融資ができた。
具体例3
車のローンとリボ払いがあり、ローンが不可となった。
解決策
・工期が遅れた場合の取り決めをしておく。
・事前に金融機関に相談に行って、内定をいただく。契約書したら本申込みを行う
・クレジット等をきちんと清算をしておく。
・ローンについての仕組みを知っておく 。
銀行窓口の住宅ローンの方は窓口だけで仕組みを知らない方も多いのが実態です。
住宅会社に協力してもらうか、金融機関のローンセンターに申込み
住宅会社ではフラット35の提携先になっている場合もあります。
次回のお役立ち情報18「完成後の定期点検」にてお知らせします。
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