2014年3月13日木曜日

お役立ち情報7 電気容量について

実際にあったお客様の「失敗例」や「トラブル」をお役立ち情報として発信しています。

家づくりに携わって25年ほどの失敗の歴史です。
失敗から学ぶことが多く、よりいい家づくりをする上で必要な事であると思っています。
ご覧いただければ幸いです。




お役立ち情報 7[電気容量]

冷暖房エアコンを同時使用したら、分電盤 ブレーカーが落ちる。

何とかしてほしいと問い合わせが来た。

なぜそのような事が起こるのでしょうか・・・・・

オール電化の場合は、すべてが電気 、動力契約すべきだった。

料金の安い電気契約60Aがベストと思いこちらの判断で電気容量を決定した。

リフォームの場合は、断熱性能が悪い為、暖冷房性能がだいぶ落ちることを計算に入れるべきだった。

エアコンの同時使用を計算すべきだった。

[解決方法]

住宅設備以外の電気製品を確認する。

(エアコン、床暖房、ホットカーペット、キッチン(IHヒーター、食洗機)洗濯機等)

生活スタイルを確認して最大使用量を検討する。

建物の断熱性能を上げる→少ないエネルギーの機器を選定できる。

電気料金(基本料金、使用量)についてもご説明して決定する。

建主と電気工事店、設計者と相談して決定する。

参考として誰でもできる電気容量の簡単な計算方法は以下のとおりです。

 

各家庭の契約アンペア容量は、電流制限器(アンペアブレーカー)に表示されています。契約アンペアを同時に使用する電気器具の合計アンペアが、超えないか各使用器具の容量を確認が必要です。また、通常何回路も分けられていますが、一つの回路で使える最大容量の15アンペアを超えないか注意が必要です。これを超えて使用しますと、自動的に電流制限器(アンペアブレーカー)がオフになります。いわゆるブレーカーが落ちるという事になります。ブレーカーが落ちるという事は、電力の供給がその回路では遮断されますので、ブレーカーを元に戻しても、その回路を同様の容量の器具を使用しますと、また落ちることになります。

 下の表のように最近は便利な電気器具がおおくなりました。電子オーブン、電磁調理器、食器洗い器などは、是非とも専用回路が必要です。
 

電化製品
負荷
アンペア
グラフ
インバーターエアコン
冷房
10A
暖房
14.5A
カーペット
全面
6A
半分
3A
冷蔵庫
1.2A
掃除機
3
10A
洗濯機
4A
電子レンジ
10A
電子ジャー
8A
電磁調理器
13A
カラーテレビ(21型)
0.9A
アイロン
8A
ヘアードライヤー
5A
10A
コタツ
1-5A

      出典:東電

次回 お役立ち情報8、「敷地や気候を読む」をご紹介致します。

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